嫌い、でも…

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今まで。何らかんら言いながら湊との生活は苦じゃなかったはずだ… それなのに…今は、少し、変わってしまった それは…多分。数週間前のある、夜がきっかけ その頃にはもう自分の中で夏樹湊っていう不良は怪我なんかしない。そんな超人的認識をしてたと思う… なのに その夜の湊は違った 『…みな、と…?』 何か、重たいものが倒れるようなその音に、文句ひとつ言おうとルームメイトの部屋を開ければ 『……お、…う…悪い、…今日は一人で寝てくれる…?』 『………な、に…?』 頭や肩を真っ赤な血に染め、乱れた髪の間で視線だけ寄越すその姿に愕然とした .
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