死なんて突然やってくるもの

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「突然で申し訳ないが転生してください」 …突然過ぎるでしょ まずここどこ?図書館? 「それではさっそく異世界に…」 いやいやいやいや! 何がそれではなの!? 「これぐらいのこと理解してくださいよ 学校で習いませんでした?『一を聞いて十を知れ』って」 「こちとら一どころか千分の一も聞かされた覚えが無いんですが!?」 というか今、心読まれた!? 「もちろん この手の携帯小説ではテンプレですよね?」 「…すいません 僕、携帯小説って読んだことないんですけど…」 「え…? 携帯小説読んだことないのに、一発で心読まれてるって思ったんですか…? 何その妄想力……こわっ…」 なんか初対面の人にドン引きされた… とりあえず現状を確認するために周りを見渡してみる 陳列するいくつもの巨大な本棚に、それに収納されている無数の本 そして僕の目の前には本を片手に持ったインテリな眼鏡のイケメン ……どうしてこうなった 「そ、そんなに僕を見つめて…まさか……ヒッ…」ブルブル 「一体何を考えているんですか」 僕はあなたの妄想力の方が怖い 「冗談ですよ だってあなたの心の中は僕に筒抜けなんですから」ドヤァッ もうやだ…この人…
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