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「美味しそー!!」
「ホントだな。味見してみよーぜ。」
「うん!」
美咲が鍋の中を軽く混ぜた後、箸でジャガイモを摘んで自分の口元でフーフーと息を掛けて冷ました。
それを俺の口元に運んで視線で合図する。
俺はそのジャガイモを半分かじった。…デカイし。
「…アツ。…ん、ウマい。お前も食べてみ。」
美咲がもう半分を口に放り込んで、その熱さにたじろぎながら満面の笑みを広げる。
「美味しーーー!!染みてるね!!ささ、ご飯にしよ!!」
俺も手伝おうと、買って来てから一度洗った食器を取りだして、炊飯器に近づく。
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