もう一つの聖夜の奇跡

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「…って、メシ、炊けてねーし。」 「ギャーーーーーーー!!」 「…ごめん。圧力鍋に気を取られ過ぎてて…すっかり…ホントにごめん。…やっぱ、いつもと違うことすると、ダメだよね…。」 「別にいいよ。今日は土曜だし、ゆっくりメシにしようぜ。炊けるまでまたゲームだな。ゲーム。…それよりおもしれ―ことでもいいし。」 俺はそう言って、米を洗って炊飯器のスイッチを入れた。 二人でリビングに移動して一息つく。 「…時間あるし、ゲームよりおもしれ―ことするか?」 俺は美咲を後ろから抱いた。
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