章が増える度にP数が増えるのは仕様。【長崎 真弥】01

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「そんな、そんな事を言われてしまったら……」 「あ、お、おい?どうした?」 「意気揚々と王妃様が集めた王都内の美女美少女達はどうするんですか!?」 「本人(俺)の許可を取れえぇぇぇえええ!!!!」  俺、長崎 真弥、魂の叫び。  その後は魔力で物を動かす練習をし、夕食時に王妃様を問い詰めたが『オホホホホ~』と流され。  今は貸切状態の大浴場でぷかぷかと浮いている。  あ~、のんびり出来る風呂って良いな~。  昨日よりも疲れたからなー今日は、主に勉強なんかで疲れた。特にアンちゃんの子作り云々で。  風呂でのんびりしながら1日を振り返るのも良いな。  今まで振り返る程濃い1日を過ごした事はあまり無かったし、そう思うと涼に出会ってからか、俺の日常に色が付いたのは。  小さい頃から何でも人並み以上に出来て、周りから憧れの眼、嫉妬の眼、羨望の眼で見られて一線を引かれて距離を開けられて。  流石俺だのなんだのとちやほやされて、そんな日々が嫌に成って、プログラムされた機械みたいに日常を過ごして。  そんな時に教室で虐めの現場を見付けて何時も通りに割り込んで、ま、それが涼との出会いだな。  出会いは最悪だったけど最高の奴で、自由放漫と言うかなんと言うか、けどあいつは確かに自分ってのを持ってて。  要は羨ましく成って俺から話し掛けてたらいつの間にか友達に成ってたんだよな。  因みに、涼が虐めてた娘が年下を虐めてた、てのが分かったのが、それから3日後だったりする。
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