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「だろ?今日ケンカしたから、お前はこのことを知ることが出来たんだ。良かったな!!スレンにも感謝しろよ?
その代わり、スレンより先に分かったんだからスレンにも伝えてやれよ?んで明日には仲良くなっちまえ!!」
ガハハッと言いそうな程破顔した笑顔は一層親父をカッコ良く魅せた。
必ず俺を諭した後に親父は、『今日理解出来て良かったな。また一つ成長したじゃないか』と言う。
そう言ってくれるから、説教される前は恐いけど終わった後は何故か得した気持ちになるのだと思う。
その翌日、俺はスレンに自分から初めて近づいてみた。スレンも最初は身構えたけど、俺が最初に謝るとすごく驚き、そして向こうからも謝ってきた。
それからはあっという間に仲良くなった。今では無二の親友って言えるくらいに。こんなことして遊びたいとか、将来の夢とか、…大好きな親父のこととか。
仲良くなった俺達は親父とスレンの父親が同僚でお互いに父親から槍の稽古を受けていたこともあって、話すことに飽きるとどちらかとでもなく、お互いに槍の稽古をするのが習慣になっていた。
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