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「エコーは放っておけ、俺たちは先に進む」
一瞬、反論しようと思った。味方を援護するべきだと。
「了解」
それを遮るような千堂少尉の声。
「敵主力確認、抜かるな。ダンスの始まりだぞ。」
再び広域モードに切り替えたレーダーに映るのは大きな影。
「戦艦をこちらでも捕捉。交戦!」
初の実戦、今になって死の恐怖に直面する。
ひたすら機体を動かし、銃撃をかわすが、弾幕に飛び込む勇気が出ない。
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