6人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぼさっとするな。まずは直援の敵を排除しろ!駆逐艦から殺れ。お嬢様の仮面を外してやれ!」
浅田大尉の声で我に返る。すでに第五艦隊も到着しており、数では圧倒している。
弾幕の薄い場所から切り込み、敵の艦橋に張りつく。
引き金を引き絞り、弾薬を叩き込む。25mm徹甲弾が炸裂し、駆逐艦は船体がバラバラになった。
「ナイスだ、ルーキー。無駄撃ちさえなければもっといい。次行くぞ!……鬼子め」
最後の言葉だけ聞き取れなかった。
この日、僕は戦艦一隻駆逐艦三隻撃沈、英雄となった。
最初のコメントを投稿しよう!