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ブリーフィングルームには先に到着したパイロットたちが各々席を陣取っていた。 室内に立ち込めるタバコの匂い。愛煙家ではない僕にとって、あまり好きではない匂いだ。 後ろのほうに空いた席がいくつかあったので、僕は千堂少尉の隣に座った。下心がないわけではない。 ほとんど同時に艦長と参謀が入ってきたので、直立の姿勢をとり、敬礼し、答礼を受けて着席する。 「敵の戦艦が補給を受けているとの報告を第五艦隊より受けた」 前置きもなく、唐突に話し始めるのは艦長の癖のようだ。
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