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「童貞は死なねぇんだぜ」 それだけ言い残すと、自分の機体へと去ってしまった。表情は見えないが、明らかに笑っている。 あいまいな笑みを浮かべる女性兵士に僕は肩をすくめてみせ、僕も自分の機体に乗り込んだ。 「パパより各機、聞こえるな?」 真島少佐の声が無線機から聞こえた。 「サラダボールは第五のヤツらにくれてやれ。目指すは敵の主力だ。生きて帰れよ」 格納庫のハッチが開き、固定具が外れる。二本脚で歩み出し、船縁まで進み出て、そこで推進剤に点火する。 戦闘開始だ。
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