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「どうですか?残り1ヶ月の命楽しめてますか?」
青年は冷めた表情で卓真に質問をした。
「なんなんだよあんたは。何者なんだよ俺が1ヶ月で死ぬわけ無いだろ!」
「あなたは本当に1ヶ月後に死にます。私は死を告げる者です。別に信じなくてもいいんですけど後悔しないように生きてください。」
そういうと青年は去っていった。
「本当にあいつはなんなんだよ。」
卓真は家に帰りずっと死について考えていた。
気がつくと朝になっていた。
また今日もいつも通りの一日が始まった。
いつものように学校に行きいつものように過ごして一週間がたった。
また今日も学校に行こうと歩いてると一週間ぶりに青年がいた。
「お久しぶりですね。どうですか?一週間がたちましたけど変わった事はありますか?」
「いや、なんも変わった事は無いけど本当に俺は死ぬのか?死ぬとしたらどういう風に俺は死ぬんだ?」
卓真は青年に問いかける。
「そうですね死にかたは詳しくは教えられないですけどヒントだけでも教えましょうか。」
「ヒント?」
「ヒントは動くものですかね?このヒントだとわかりやすすぎますかね。ハハハッ。では残り23日楽しんでください。」
青年は伝えることだけ伝え、その場を去っていった。
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