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突然のことで、もがくように暴れるわたしを神谷さんは、気にもしていないのか
わたしの身体を愛しそうになぞると、そのままスカートの中にその手を滑らせた。
神谷さんの手は、躊躇うことなくわたしの身体の中心に向かっている。
慌てて、その手を止めようとするけれど、力では敵わなくて。
神谷さんの指が触れると、身体に甘い刺激が走った。
「やだっ」
「麻美、悪いけど、夜まで待てそうにない」
「…………」
神谷さんはズルイ。
そんな熱がこもった瞳で見詰められたら、拒むなんて出来やしないのに。
「ここじゃ、イヤ」
せめてベッドに。
顔が赤くなることを感じながらそう告げると、神谷さんは意地悪な笑みを浮かべて。
わたしに、情熱的なキスを落とした。
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