番外編⑤

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   突然のことで、もがくように暴れるわたしを神谷さんは、気にもしていないのか わたしの身体を愛しそうになぞると、そのままスカートの中にその手を滑らせた。 神谷さんの手は、躊躇うことなくわたしの身体の中心に向かっている。 慌てて、その手を止めようとするけれど、力では敵わなくて。 神谷さんの指が触れると、身体に甘い刺激が走った。 「やだっ」 「麻美、悪いけど、夜まで待てそうにない」 「…………」 神谷さんはズルイ。 そんな熱がこもった瞳で見詰められたら、拒むなんて出来やしないのに。 「ここじゃ、イヤ」 せめてベッドに。 顔が赤くなることを感じながらそう告げると、神谷さんは意地悪な笑みを浮かべて。 わたしに、情熱的なキスを落とした。
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