0章・別れの時

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全てを使えし神・ガイアは神を造り、神ヘリオスは生きとし生けるものを造った。 そして、ガイアとヘリオスが造りし神の名をハーデスを表す。 ガイアとヘリオスが大地へ降り立った時、永遠の平和が訪れるであろう。 しかし、ハーデスが降り立てば大地は破滅するであろう。 そう、昔から伝えられれてきた。 平和か破滅、2つに1つの未来がこの本には記されている。 10にも満たない子供がその本を手にするには少し早い気がする。 だが、8歳のアクイラにはその本に記されている意味が分かるようだ。 アクイラの目と肌の色はこの村には珍しい色をしていた。 目は茶色、肌は黄色。 何か特別な力を持っているのではないかと村民は思っていた。
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