0人が本棚に入れています
本棚に追加
ここでいいかな?
「うん、いいよ~」
よし!入るか ガチャッ
………
「あっ、今日はチョコレートフォンデュやってるんだって!」
チョコレートフォンデュ?どうやって食べるものなの?
「えっとね~、溶かしたチョコをフルーツとかクッキーとかにかけて食べるんだよ」
へー、オススメとかある?
「私のオススメはイチゴかな。甘くて美味しくて、ほっぺた落ちちゃいそうになるんだよ~」
ふむふむ
(この冨美子の表情、
本当に美味しいんだろうな)
なら食べてみようかな
「うん!一緒に食べよ♪」
「おいしい…しあわせ…」
ホワホワ~
確かに モグモグ 美味いな
モグモグ…
イチゴも美味いし パクッ
………モグモグ
チョコうま~
「えへへ、私おかわりしちゃお~」
…!冨美子、ちょっと
待って モグモグ…ゴクン
「え?どうしたの?」
ほっぺたにチョコレート付いてるよ、この辺
「ひあっ」
ペロッ うん、チョコだけでも美味いな
「い、今…」
ん?
「う~…」
どうしたんだ冨美子?
おかわりするんじゃないのか?
「…」モジモジ
(どうしたんだろう?指ですくって食べたのがいけなかったのかな)
(普段ならもっと食べるはずなのに、今日は少なめだ)
「パクッ……パクッ……パクッ……」
モグモグ…
ふー美味しかった~
「………」オズオズ…
(…どうしよう、ずっとこんな感じだ。下向いてて表情わかんないし)
冨美子?お~い ヒラヒラ
「あっ…な、なにかな?
〇〇くん」
ゴメン、俺何かしちゃったかな?もしそうだったら……
「ち、違うよ!君がわるいとかじゃなくて!」
「…君のせいといえば君のせいなんだけど…」
?じゃあやっぱり、俺が
「でも君がわるいんじゃなくて…う~~」
「えいっ!」ギュッ
…冨美子?
「…とりあえず、今日はもう帰ろ?」
「君に、その…されたとき」
「ドキってして…」
(…俺なにかしたっけ?)
「それで…なんだかグルグルしちゃって…」
「ゴメンね?自分でもよくわかんなくて…」
そっか…
「うん、お家でゆっくり考えたらわかると思うから」
「とりあえず今日は帰ろ…?」
うん… ギュッ
完
最初のコメントを投稿しよう!