0人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな時、あいつが入ってきた。
「お、祐一!」
"中村 要"
「要!」
祐一はへらっと笑う。
「あらあら、翼くんも、どーも」
ペコっと俺は頭を下げる。
俺はこいつが苦手だ。
というか、こいつはきっと俺のことが嫌いだ。
こいつは、きっと祐一のことが好きだから俺が祐一といるのが気に食わないらしい。
「祐一、俺トイレ行ってくる。」
なんて嘘をつく。
「ぇ、翼さん僕も行きますよー」
「いや、」
俺はチラッと要を見て
「いいわ、俺は一人で行く」
「....そう、ですか」
スタスタと俺はトイレに向かう。
最初のコメントを投稿しよう!