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その黒い布切れが何なのかを理解したのと同時に頭と体はフリーズした。
「こ、これは一体何だ?」
「ならそこにある下着と服と取ってー」
「自分で取れ!」
「いいのかしら? わたしが自分で取りに行くってことは……」
「……ま、待て!」
そこまで言われてその下着を拾ってすぐさまトゥーナに投げた渡した。
「まじまじと見ても良かったのよ?」
「……笑えないジョークだ。大体そういう事は絶対にしちゃダメだって教えたのはどこのどいつだ?」
「さあ~どこの誰でしょうかねぇ~」
「……まあそれは後でゆっくりと教えてもらうとして、着替えが終わったら教えてくれ。俺は部屋の外で待ってるから」
部屋に置かれていた高級なクローゼットの中にあったガウンを身に纏い外へ。
「え~え手伝ってはくれないの?」
「手伝うか!」
そう言って足早に部屋を後にした。
「……ダメだな俺」
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