プロローグ

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本来ならば全員逮捕してじっくりと調べ上げる所だが、上からの命令とあっては手を引くしかなかった。 「……くっ……シバ今日の所は勘弁してやる……」 と捨て台詞を残して黒幕の男をパトカーに乗せて連行してゆく。 その頃ベルフラウ、アズマリア、クランの三人はマサユキの事を膝枕している女性が誰なのかという事を会議していた。 「気になるの? あの女性の事…」 「えっ!?」 「ふぇ!?」 「きゃ!?」 三人揃って変な声を上げる。 「べ、別に気になってる訳じゃ……ねえマリア?」 「う、うん私は……怪我……大丈夫かなって、ねえクラン?」 「わ、私は助けてもらった礼をしなければっと思ってだな」 三人とも顔を赤くしながら、何とかごまかそうとする。
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