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「分かった。いいな?」
SPは観念したのか、この際二人だろうと四人だろうとそんな事はどうでも良くなったのかはわからないが、無言で頷き運転席へと消えって行った。
「っ……」
「大丈夫マサユキ?」
「何とか……」
心配そうに見つめる女性に『大丈夫』だと声をかけるがその言葉は弱々しい。
街から遠い為か道はかなり凸凹している。
その為車が揺れるたびにマサユキの右肩には激痛が走る。
「くっ……」
「マサユキ君!」
「触らないで!」
マサユキ額をハンカチで拭おうとした時、エイルトゥーナはアズマリアの手をはたき落した。
「トゥーナ……今はそんな事やってる場合じゃないだろ。大丈夫だマリア心配するな」
「でも……」
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