僕と彼の肝試し・学校

赤色と青色

「うん、危なかったな！」

「うん、そうだね！ってそんな軽くすませんな！」

死ぬかと思った。

「あと少しでお前がトイレに引きずり込まれるところだったぞ。別の世界で魔王にでもなるんだろうか。」

ならねーよ。偉大な作品を出すな。

「だいたい、紫色とか言うから腕が飛び出して来たんじゃないのか？」

「いや、この怪談話は赤色を選ぶと血まみれにされて、青色を選ぶと血を抜かれて真っ青になるとかそんな感じだったから、別の答えを言うか答えないのが対策だったんだけどな。あてが外れた。学校によっていろいろ話が違うからな。」

「ちなみにその知識はどっから？」

「テレビだ。」

テレビ大好きだな。