僕と彼の肝試し・学校

学校で肝試し

こんな感じで僕は彼の肝試しにつき合うことになった。

僕と彼は学校の廊下を歩く。……あれ？

「そういえばどうやって校舎の中に入ったんだ？戸締まりしてるだろうし、校門の前にも防犯カメラ作動中とか書いてあるだろ。」

「おいおい、戸締まりしたっていっても、学校なんてこっそり入れるところあるだろ。防犯カメラなんて本当に作動中なのか？っていうか防犯カメラなんてあんのか？」

むぅ、確かに。鍵のない場所とか普通にあるしな。ただ閉めただけのところとか。防犯カメラも見たことないな。

「それで最初はどこ行くんだ？」

「保健室かな。ちなみにいろんな教室の鍵をあらかじめ開けておきました。」

抜かりないな。そういうところだけはやる気十分なんだから。そのやる気を勉強に使えよ。

いやコイツは成績良かったわ。僕よりも。

そうして保健室にたどり着いた。

彼は保健室のドアを開けた。

人体模型が目の前に立っていた。