2013.3

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立ちのぼる肉の焼けた香ばしい香り。 そして嗅いだことのないスパイスたーっぷりの不思議な香り。 スパイスやハーブ類が大好きな私には、香りだけでもかなりのご馳走だ。 メインの料理は、肉をスパイスの入った湯で茹で、そのスープを使って スパイスたっぷりの炊き込み御飯を作り、肉は更にオーブンで焼いて上に盛り付ける。 油で素揚げしたアーモンドと、干しぶどうを散らしてのせてあるおもてなし料理。 みんなが食事を囲むと、盛り付けが始まった。 山盛りいっぱい、てんこ盛り。日本で言ったらチャーハン大盛りぐらいの量。 その上に鶏モモ、胸肉、骨付き羊肉など、ドカドカとご飯が見えなくなる位のお肉をのせて、 スプーンをブスリと差し込み、はいどうぞ。 一口食べると、口に広がる複雑な香り…。とっても美味しい。どんどん食が進む。 胡椒、カルダモン、シナモン、アニスぐらいまでは食べていて分かったけど、 一体何種類のスパイスを使っているのか、それを味わうだけでもいつも以上に食べていた。 …が、いつまで経っても皿の上はご飯が減らない…。
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