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「それとも付き合って無いのに、男と買い物して帰ったりするわけ?顔近づけたりするわけ?」
何も言えない私に畳み掛けるように言葉を続ける彼女。
「いつからそんなに男に愛想振り撒く女になったの?ハッ、ホント取り入るの上手すぎだし。」
「愛想なんて振り撒いてませんっ!」
「してたわよ!」
やっと言葉を返したのに語気を強め、更に睨み付けられる。
「だから私は事実を話しただけ!男誑し込んでるから気を付けてって、」
「…お前だったのか…。」
背後からの声に振り向くと、息を切らした本城くんが立っていた。
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