噂の正体

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「………好きな人がいるって八嶋さんじゃないの?」 えっ!? わ、私!? 「はっ…。それが理由かよ。くだらねぇ…。」 突然私の名前が出てきて焦ったのは一瞬で、普段聞くことのない彼の心底呆れたような、冷たい声色にびくつく。 「俺がお前とより戻すわけないだろ。浮気したのはお前だろ。」 「っ!」 声のトーンを変えず、目を見開き固まる菅田さんを静かに見据える彼。 .
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