燃え尽きました
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「あ。」 「?」 聞き覚えのある声がして顔をあげると、本が陳列されている前に一人の男が立っていた。 「あ、本城くん。」 「八嶋今終わり?おつー。」 読んでいた雑誌を戻し、きちんとこちらに身体を向けてきたのは、本城 涼太。同じ看護師で、同期。年齢は確か、二つ上。 二重で髪は少しだけ明るめ。 人懐っこい笑顔を向けてきた。 .
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