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「……っ、…ふっ……」
引き攣るような痛みは麻痺してた頭をガンガン揺さぶって
「くっ………ん、んっ」
散々好き勝手にされた場所に入り込む熱量に上がる呻きは塞ぐように吸われたキスに消えた
「………っっ…!」
苦しい 痛い 苦しい
でも、それだけじゃない
「…は、はっ…」
ガクガクと震える自分の膝が可笑しくて
「ふ、っ……んん」
笑う声さえ渇く事のない舌で溶けていく
「……う、…あ」
見上げた空も勝手に流れ出した涙でぼやけて見えなくて
「あっ、…あぁ、…っあ…」
揺れる身体に何故か不安が過ぎるのを
「っ、…ンセ……センセ…っ…」
今感じる全てを与える背中に爪を立ててれば、気のせいか限界だと思ってた場所がまた拡げられるようで
「……っ、…あ、あぁっ…」
初めて知るそれから逃げるように閉じた場所からだって光が見えた
「、っ…あ、…ぁ」
重なった肌に触れる滑らかなシャツの感触
「………やま、っ」
耳元に聞こえる他人の息遣い
「……あ、…」
頭がチカチカする中で
「…センセ……っ…!」
大人のオトコの匂いを嗅いだ
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