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ほんの少し。高めにある短い黒髪を撫でれば色素の薄い目が細まるのが好きで
「楓」
ゆっくりと手を引けば、促されるままに剥き出しのコンクリートに座る膝を跨ぎ
「俺に頼みたい事はない?」
小さな顔を挟めば、横に振られる頭から太陽の香り
「…ふぅん」
その目が一瞬、揺らいだ事にも気付いているし。その理由も実は知っている。
だけど
「そっか…」
あえて聞くほど旭は優しくない。
「楓…」
ゆっくり近付いて来る顔に唇を寄せて、瞼にキスをすれば背中にまわる手
「良い子」
その頬を包み込み、自らその唇にキスを落とし
「楓」
セックスしようか
柔らかな唇を舌でなぞった
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