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命
ひとつの出逢いと
ひとつの別れ
人はやがて
それすらも失うのだろうか
希薄な時代が始まり
継続する
隣人はもはや脅威の対象で
誰もが他人に興味を持たない
ひとつひとつの命の重み
そんなのは存在しえなくて
だけど誰もが自分に
価値を取り付けようとしている
いっしょだよ?
君の命も
私の命も
王様であろうと
道端にいる野良犬だろうと
ゴミ箱に集る烏であろうと
皆 生きているのだから
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