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バレンタイン当日―
「うぅぅぅぁぁぁあぁぁがぁぁぁ・・・」
「変なうめき声あげないの。」
「うぐー・・・。」
落ち着かないアリア、何がそんなに緊張させているのやら・・・
「セルだよ・・・あのセルが食べるんだよ・・・」
ぶつぶつ言っている間にセルの名前があがった。
まさか・・・
「あの甘いもの好きのセルが認めてくれるか・・・」
「・・・そこね。」
「ほぇ?」
「いや、なんでもないわ。」
?マークを浮かべるアリアを知らんふりしながら、ため息をつく。
まぁ・・・そういうことにはならないわよね。
少しでも期待していた自分が浅はかだったと思い、切り替える。
「さて、そろそろ皆朝食で集まるでしょ、行きましょ」
「う、うん・・・。」
私のあとをそそくさとついてくるアリア。・・・何か可愛いわ。
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