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「どうせ・・・どうせ・・・」
すっかりいじけてしまったディンスさんを放置し、皆のほうを見る。
「ほら、セル、フォード、レムレン、師匠。」
「ん。」
「わー、今年もありがとうございます。」
「ありがと。はいこれ。」
「おぉ、毎年嬉しいな」
・・・まぁ、本命とか関係なく毎年あげてるからなんとも思われないか・・・
そう思いながら、レムレンからもらったチョコをポケットに仕舞う。
さて、次は、アリアの番かしら。
いまだにアリス先生に捕まっているアリアに合図を送ると・・・
「・・・ふぅー・・・。」
深く、深く息を吐き、・・・皆のほうを向いて。
「これ、いつもお世話になってるかりゃっ!~~~~っ!!!」
この有り様である。・・・まぁ、舌噛むと痛いのはよく分かるわ。
「・・・お世話になってるから、どうぞ。」
そして、何事も無かったかのように皆に差し出す。
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