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―放課後
「フッフフ~ンン~♪」
菜緒子が陽気に鼻歌を歌っている横で、私と晃哉は疲れきっている。
「井上、…お前…買いすぎ」
『牛乳とビ〇コだけじゃなかったの!?』
私と晃哉は、息をゼェゼェ切らしながら、両手一杯一杯に荷物を持っている。
中には何が入ってるんだ!?
アイスとグミとジュースとグミとグミと……。
スイカ!!!!???
「そのつもりだったんだけど、せっかくだから、あたしの欲しいものも買いました♪」
ルンルンで説明する菜緒子。
(『「後でシバく」』)
私も晃哉も、一瞬殺意がわきました☆←∩(・ω<*)
何とか侑の家まで着いた。
これは《観察》の大チャンス。
ピーンポーン
「ゴホッ…はい゛」
『ゆーう君ッ お見舞いに来ちゃったおッ(/ω\*)』
「…」
プツン
『切んなー!!』
ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーン
ガチャ
「うっせぇな。山本キモい」
『ごめんなさい』
「侑元気そうじゃん!」
どこがだ
顔色程良く悪いだろーが。
「侑君、大丈夫? 早く元気になるように、牛乳とかビ〇コとか色々買ってきたよ!」
「ゴホッゴホッ ありがと」
親は今いないみたいだ。
私たちは家に上がらせてもらった。
『「「お邪魔しまーす」」』
ほぉー
思ってた以上にキレイ。
入ってすぐの左側の部屋はリビングで、結構な大きさのテレビと白っぽいソファーが置いてあった。
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