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「嫌ぁぁぁぁぁ!!この性悪男が沖田総司なんですか?
私、そんなの信じません!」
現実を突き付けられて、私は発狂する。目の前の男が沖田総司だなんて信じたくなかった。
すると、落ち込んでいる私に声をかけてくる人がいた。
「橘さん、総司が性悪とはどういうことだ?」
「だってこの人、私をもがっ!?」
広間に投げ捨てたと言おうとしたが、誰かに後ろから口を塞がれる。
「近藤さん、この子何か勘違いしてるんですよっ!
僕が性悪なわけありませんよ!」
「おお、そうか!」
沖田総司ぃぃぃ!!お前猫被ってんのか!
沖田総司が近藤さんと言ったとこから、私に話しかけてきた人が、新撰組局長近藤勇だということがわかる。
それにしても沖田総司がこんな性悪だとは思わなかった。
いや、むしろ二重人格だ。
おじいちゃん、沖田総司の顔はとてもイケメンでした。
口を開かなきゃ、きっと惚れてました。
だけど、口を開いたら性悪でした。
現実に打ちのめされた私は戦意喪失。
竹刀を手から離してしまった。
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