新撰組に来ちゃいました

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話はとんとんとんっと進んで、私は無事入隊できた。一番隊にだけど。 そして私は現在、土方さんの部屋に呼ばれている。 「ねえ、土方さん。私はやっぱり三番隊がいいです」 「お前、総司が好きなんだろ?良かったじゃねぇか」 ハハハと笑う土方さんに、本気で殺意が湧いた。句集を取り出して大きな声で読み上げてやる。 「梅の花 一輪咲いても 梅は梅」 「刺し向かう 心は清き 水鏡」 「良い句だな 土方さんは 天才だ どうですか?私も考えてみました!」 句集を読んでいると、わなわなと震え出す土方さん。そして大きな声で私を怒鳴りつけた。 「~~~お前は、んなことするなら部屋から出てけっ!! 俺はそんなことで呼んだんじゃねぇ!!」 至近距離で叫ばれたから、耳がキーンッとなった。土方さんは私を睨んでいる。 負けじと睨み返すが、五秒でギブアップ。土方さんは刀に手をかけていた。 「わかってますよ。聞きたいことってなんですか?」 「入隊させたんだ。約束通り、この組に起こることを教えろ」 「ああ、そのこと。本当に教えて欲しいんですか?」 当たり前だと言って、土方さんは私の方を向いた。
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