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「後悔しませんか?」
「ああ、もちろんだ」
そこまで言うなら言ってもいいかな?
まあ入隊させてもらったしね……。
「新撰組は数年後にはなくなります」
土方さんを真っ直ぐに見つめて私は言う。土方さんはたった一言、そうかとだけ言って、私を部屋から退出させた。
屯所内を歩きながら、私は新撰組について考える。
一番近い事件は池田屋事件。まずはそこをどうにかしなければならない。
とりあえず、この時代の状況について知らないと何もできないよね。
近々町に行ってみよう!
考えがまとまったとこで、私は部屋に戻ろうと思った。
そこでやっと気付いた。
「私、どこで生活すれば良いの?
服装もセーラーのまんまじゃ浮いちゃうし……。
土方さーん!!!」
バタバタと廊下を走って、私は土方さんの部屋へと戻っていった。
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