組長様は最低です

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◆ 一君と出掛けた帰り道、僕は変な女を見かけた。 髪の色は夕日に近い色をしていて、おまけに着物はめちゃくちゃ短かった。 あいつ、絶対に怪しいやつだろ。 初めて見た。あんな色の髪……。 女が話しかけようとすると、みんな悲鳴をあげて逃げていった。 当たり前の反応だ。異人とは関わりたくない。 僕たちの仕事は京の治安維持。 今日は非番だけど、怪しい奴を見つけたら捕まえる必要がある。 だから僕たちは仕方なく、女を捕まえた。 女は手に竹刀を持っていて、驚いたことに僕たちにも女の話す言葉がわかった。 もしかしてこいつ異人じゃない? とりあえず屯所に連れていくしかないか。 僕と一君は喚いてる女を引き摺って屯所に連れていった。
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