きっかけはおじいちゃん

5/9
前へ
/413ページ
次へ
誠川につき、川べりに座る。 川の水はとても澄んでいて、水面には私の姿が映った。 色素の薄い髪は耳の下あたりまでの長さで、パーマをかけているからくるくるとしている。 そして服装はセーラー服。 これって確実に幕末行ったら浮くよね。 ん~…………まあいっか! 目立った方が新撰組に会えそうだし! ビルが立ち並ぶ平成の風景を見つめ、私はスクッと立ち上がる。 そしてすうっと息を吸う。 「いざ!幕末へ!!」 そう言って川に飛び込む。といっても、深さは足首ぐらいまでの場所で。 だって私泳げないし……。 バシャン!
/413ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1052人が本棚に入れています
本棚に追加