【本文】天上散華｜4ページ - 小説投稿エブリスタ

しかし時代が下ると、天候をそれほど重要視しなくなった。農民はある程度、自分で雲をよみ、種蒔きの量や時期を決めていたが、その能力は薄れていく。白王山を観察し、未来を予想するには高度な技術を要するようになった。そして、蜃（シン）王朝の文献に初めてその名が登場する。《雪高族》『白王山に仕える巫術集団地の人、侵すべからずーーー』

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