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「さっきより星がきれい。」
私が感動していると光は悲しそうな顔で空を見ていた。
「俺は、星が嫌いだな。人って死んだら星になるって言うし。あの事故思い出すから。」
私はしばらく何も言えなかった。
「でも、お前はちっちゃい頃から星好きだよな。俺も前は好きだったなぁ。」
何も言えない私に光は、
「そろそろ帰るか。俺も眠いし、りさの部屋のメンバーも心配してるだろ。」
「そうだね‥‥。帰ろっか。」
私は、光を心からの笑顔にすることなんて出来ないよ。
光に気持ちが伝えられる日が来るといいな。
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