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チャイムが鳴り、担任が入ってきた。
教室の外に(たぶん)転校生の影が見える。
背高いなぁ。
そう思っていると、転校生が入ってきた。
超カッコイいい。
女子全員そう思った、はず。
スタイルも良く、顔も整っている。
光もとてもカッコイいいケド、光とは違うタイプの顔って感じだった。
男子たちは、うらやまし気に転校生を見ていた。
「中島裕翔っていいます。みんな、よろしくね♪」
転校生特有の緊張した感じは全くなく簡単な自己紹介をした。
「じゃあ、中島は櫻井の隣の席に座って。」
「はい。」
中島くんは、そう言って私の隣の席に座った。
「あっ、櫻井は中島に校内の案内してくれ。いつでもいいケド今日明日中に。」
「はい。」
校内案内なんてしたことない。出来るかなぁ。
中嶋くんは、席に座ってからすぐ私に話しかけてきた。
「ねえねえ、櫻井さんだよね。よろしく!」
「あっ、うん。よろしくね!」
「俺のことは、裕翔って呼んでね。」
男子のこと下の名前で呼んだことないよー。
そう思ったケド、中島くんが気さくに言ってくれたから裕翔って呼ぶことにした。
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