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「はじめまして。櫻井りさです。」
今日は、高校の入学式。
私立学校だから、知っている人はほとんどいない。
知り合いと言えば幼なじみの光と宏太ぐらいだった。
みんなブカブカの制服を着て、とりあえず自己紹介をしている。
「光と宏太と同じクラスで良かった!」
「俺もー!」
宏太が言う。
宏太は小さい頃からいつもニコニコしていて話かけやすい。
「俺は、公立高校行きたかったー。ま、俺たちバカだしな!」
光はいつも明るい。
私の片思いの人。
私たち三人は、小さい頃からの幼なじみで、よく一緒にいた。
私は、中学生頃から光が好き。
正しく言ったら、もっと前から好きで恋って気づいたのが中学生なのかも。。。
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