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パパの名前は冬摩(トウマ)。
うちの家族は全員季節の文字がはいってるから友達が知るとみんなに笑われる。
弓をもって更衣室をでて、畳の部屋の前にある準備するところで矢を準備する。
準備をする部屋と活動する部屋をつなぐガラス張りの窓には一年生の見学しに来た男女でびっしり。
「ねぇねぇ、やっぱり朝倉先輩ねらいだと思う?」
そんな麻耶の言葉にうんと頷いたとき一年生の女の子から小さな黄色い悲鳴が聞こえてきた。
弓道部の部長で学園の王子もとい生徒会長の朝倉 翔(アサクラ カケル)先輩。
その朝倉先輩が一年生のところ、しっかりいうと、それを通り越してあたしたちのいるところに向かってきてる。
なぜならきっとあたしの背中にかくれてる先輩が原因。
「ゆ~の~ちゃん。なーんでかくれてるのかなー?」
王子とはいえない鬼のような顔であたしを間に挟んで肩越しに頭をだしてるゆの先輩を睨んでる朝倉先輩。
「だ、だって、翔絶対におこるもん!」
そういったのは翔先輩の彼女の嵯峨 ゆの(サガ ユノ)先輩。
なにがあったか知らないけどあきらかに朝倉先輩が怒ってるのが目に見えてる。
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