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【詩音side】
??「…ごしゅ……さ……ご……じん…ま…おき…くだ…い……」
ユサユサ…
詩音「んぅ……?」
朝の微睡みの中、何者かに優しく体を揺さぶられる。
重たい瞼を持ち上げ、眠たい目で目の前にいる人物を見やる。
エクリア「…ご主人様、起きてください。朝ですよ」
詩音「………あぁ。今、起きる」
意識が覚醒すると、昨日、俺の部屋をエクリアが自由に出入りできるようにしたおかげか、エクリアが既に朝食を用意し、俺の肩を揺すっていた。
そんなエクリアに礼を言い、いつものように朝食を食べる。
その後、エクリアと共に玉座の間に行き、帰還したゴブリン偵察隊の報告をエクリアから聞く。
エクリア「……ゴブリン偵察隊の生態系調査の報告ですが、既に全て完了しています。続けて地形の把握に向かえるよう、ゴブリン偵察隊には今、休息を取らせています」
詩音「…ん、そうか。じゃあ、続けて深淵の森の生態系を詳しく聞かせてくれ」
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