第3話 深淵の森

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――――――――――――――― ……俺は生態系の報告を聞いたところで早速、深淵の森の中の魔物で創造可能な配下を創造し、1階層に配置することにする。 まず、ゴブリンは前に杖装備の配下を創造したので、今回は前衛(剣装備)のゴブリンを増やす。 もちろん、現在、我がダンジョン内に存在するゴブリン(剣装備)と同じ様に改造して10体創造した。合計300EXP。 次に、マンドラゴラを創造するのだが、いつもは泥沼の床とマンドラゴラはセットで使っていたので、泥沼の床のない1階層には設置したくない。 しかし、今回、マンドラゴラを配置する1階層には、フィールド(洞窟)が設定されており、デフォルトで湧き水などができているため、泥水には困らない。なので、少し物足りないが、ダンジョン内の泥沼の床から少し泥を運び込み、湧き水ができているところなどにばらまいて我慢する。 ……なぜ、マンドラゴラがどんな地形でも適応できるというのに泥沼に拘るかというと、実はマンドラゴラを泥沼に溶け込ませることで、突然変異が起こるという話を以前にエクリアから聞いたからだ。 これはエクリアがこのダンジョンに来る前に持ってきた数少ない荷物の中の一つである魔物生体図鑑に載っていたらしく、その著者はエクリアの曾祖父―――つまり、かなり古い図鑑のため、本当かどうかはわからないがな。 ……まあ、そんなこんなでマンドラゴラを現在、我がダンジョン内に存在するマンドラゴラと同じ様に改造する。その数は全部で10体、合計300EXPだ。 ―――――――――――――――
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