第3話 深淵の森

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――――――――――――――― 仲間が一瞬にして殺され、敵のゴブリンたちはエクリアに怒りを抱くが、恐怖によってその足を止める。 その隙を逃さず、エクリアは味方に合図を出し、ゴブリン(杖装備)10体に魔術攻撃の詠唱を始めさせ、ゴブリン(剣装備)5体に近接攻撃を仕掛けさせ、あちこちにある泥水に擬態していたマンドラゴラには侵入者たちに向けて瘴気のブレスを吐かせる。 その際、エクリアも再び魔術の詠唱を始め、先程と同じ様に魔術を行使する。 因みに、ゴブリン(杖装備)10体とゴブリン(剣装備)、マンドラゴラ何体かは、もう一方の道を進んだ侵入者たちの足止めをしている。 敵のゴブリン3体に対し、此方もゴブリンを1体ずつ当て、残りのゴブリン2体をハイゴブリンに当てる。 その間に此方のゴブリン(杖装備)たちとエクリアは着々と魔術を形成していき、数々の魔弾が一斉に放たれる。 エクリア「―――これで終わり。闇に呑まれて消えなさい!!」 ヒュ、ヒュ、ヒュ、ヒュ、ヒュ、ヒュン!!! そして、その11の魔弾はゴブリン(剣装備)やマンドラゴラによって足止めされていた侵入者たちに殺到し、味方を少し巻き込みつつその場にいる侵入者を駆逐する。 ―――味方のゴブリン(剣装備)2体が逃げ遅れ、死にはしないものの大きなダメージを受けてしまったが、これで残りの侵入者は3体のみ。 エクリアは駆逐した侵入者たちが完全に息絶えているのを確認すると、もう一方の道へと向かうのだった。 ―――――――――――――――
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