交通事故は一度切り

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そういえば、あの子猫はどうなったのだろうか、記憶の途切れ方からして僕の行方は確定しているがせめて助けようとした命ぐらいは生きていてほしいものだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ひまだ、何もすることが無い、いやなくなった。寝ようにも眠気の一片として出てこない、むしろやる気すら出てきそうなそんな感じだ、今ならカラオケ96時間ぶっ通しが軽々できそうで怖い。 などと益体も無いことを考えていると、後ろから朝日のような光が差し込んだ。しかし、振り向こうとした時、後頭部に衝撃が、耳に「あ、ごめんなさい」の言葉が、ようやく来た変化の前に僕は気絶した。 何か柔らかい物の上で俺は目が覚めた。視界に入ったモノは気のせいとして横を向くと何も無かった。否、あの白い空間だ。 しばらく観たがいい加減見飽きた。仕方なく上を向く、そこには見知らぬ女の顔が広がった。 「おはよう、調子はどう?」 うん、こんな女は知らん。と、再び白い空間を視界に収めるが上で、あ、そんな、ひどいっ。とかやかましいから仕方なく一言。 「誰」
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