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そして陽集は重い口を開き、話し出した……。 陽集「実は………………………………俺も似たような物を家の前で拾ったんだ。」 しげる「本当か!?」 お前もだったのか……。 そして陽集は話を続けた。 陽集「俺が拾ったのは、お前が拾ったような大きな玉じゃなく、手の平に乗る程度の小さな月の形をしたものだ…………………。 最初はただのめずらしい石だと思ったが、持ってみると、石というような触り心地じゃなくて、気になったから家に持って帰ったんだ。」 しげる「それで、その石はどうしたんだ?」 陽集「それからは、何も起きていない。 お前に起きたような変化は何も…………………。」 2人は無言になり、しばらく考え込んでいたら、しげるが、静かに口を開いた。
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