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そしてしげるは、前が見えない為、手探りであのタマゴが置いてある机に向かった。
タマゴを見つけて、手に持ってみると、明らかにタマゴの大きさが変わっていた。
しげる「あれっ?
タマゴが大きくなってるぞ?」
その時、タマゴから放たれていた光が消え、タマゴをよく見てみると、重さは大して変わらないものの
大きさはさっきまでの倍以上になっていた。
しげる「一体この中から何が産まれるんだ?」
しげるは、この時初めてタマゴの存在が怖くなった。
悪魔が本当に産まれたとして、俺が無事でいられる保証はあるんだろうか?
悪魔って、人を食べたり、殺したりしないんだろうか?
考えれば考えるほど、恐ろしくなってきた。
しげるはタマゴを捨てようか迷ったが、捨てる方が怖いと思い、やめた。
そして、あれこれ考えている内にいつの間にか、床で眠ってしまった。
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