普通の生活が消えた日。

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真理子「やっぱ人多いねぇ。」 しげる「祭りだからなー。」 真理子「あっ! しげる、輪投げがあるよ!! あのぬいぐるみかわいいなぁ。」 はぁ………。 遠回しに取れって 言っとるようなもんじゃねー? 俺輪投げ苦手なんだよなぁ……。 そうだ!! しげる「じゃあ、俺が取ってやるよ!」 真理子「ホント?? しげるこうゆうの得意なの?」 しげる「まかせとけって! こんなん1発で取れるぞ。」 しげる「おじさーん! 輪投げ1回ね。」 おじさん「あいよ、300円。」 しげる「はい300円。 あと、輪は1個でいいから。」 おじさん「お兄ちゃんカッコイイねー。 じゃあ何か入ったら、お金はいいよ!」 真理子「しげる、大丈夫ー? 入らなかったら、ただのバカだよ?」 しげる「大丈夫大丈夫☆」 ルシウス、頼んだぞ! まかせとけ! しげる「よっ!」 輪は真理子がかわいいと言った ぬいぐるみに向かって一直線に飛び、 綺麗にぬいぐるみに入った。 真理子「やったぁ!! しげるすごいじゃん。」 しげる「だから言ったろ?」 おじさん「はい、お嬢ちゃん 彼氏に取ってもらったんだから 大切にしなよ。」 真理子「はい! 大切にします。 しげるありがとっ☆」 しげる「どういたしまして。」 こんなに喜んでもらえるなんて………来て良かったなぁ。 それより、さっき彼氏って言われた時、否定しなかったけど、 真理子はどういうつもりなんだろう?
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