普通の生活が消えた日。

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そして、真理子を家まで送り 最後の別れを済まして しげるも家に帰った。 しげる「ただいま。」 綾乃「お帰りー! あらっ? しげる、元気ないわねぇ。」 しげる「ちょっと色々あって…… 今日は疲れたからもう寝るよ。」 綾乃「明日は土曜日だからゆっくり休みなさい。」 しげるは自分の部屋へ入って行った。 しげる「ルシウス、今日は色々ありがとな。 おかげで助かったよ。」 ルシウス「あんまり気にすんな! 主人が家来を助けるのは当然だろ?」 しげる「そうだな。」 しげるは、ルシウスの言葉に対してつっこもうとしたが 真理子の事で頭がいっぱいだったので、そんな気力はなかった。 ルシウス「元気出せって! 会いたくなったらいつでも会いに行けるだろ?」 しげる「アメリカじゃあ そんな簡単には行けないんだ。」 ルシウス「風の力を使って飛んで行けばいいんじゃねーの?」 しげる「そんな遠くへ行こうとしたら、精神力が持たねーよ。」 ここで少し悪魔の能力について説明します。 ①、悪魔が人間界で能力を使うには、人間の体を使わねばならない。 ②、人間の体を使って能力を発動する場合、その人間の精神力を使って発動する。 ③、悪魔は実体ではない為、悪魔を倒すのは 悪魔でないと不可能。 ④、使う人間の体は悪魔が選んだ人間一人だけ。 と、まぁこんな所です。 詳しくはまた必要な時に説明します。 ルシウス「そんなのしげるが心を鍛えればいいだけだろ?」 まぁそうだけど………… しげる「とにかくもう寝るよ。」 ルシウス「わかったよ。根性なし!!」 しげるは、一瞬イライラしたが、すぐに眠ってしまった。
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