謎の2人組

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そして、朝早く起きたしげるは、陽集が来るまでルシウスと能力の練習をすることにした。 しげる「ルシウス! 早く始めるぞ!」 ルシウス「あいよ。」 ルシウスは、しげるの体の中に入っていった。 しげる「ハァァアア!」 しげるは、両手を前にかざして、集中し出した。 すると、しげるの手の平から、水の固まりが、前に飛んで行った。 バシャーン! 水の固まりは、大きな音を立て、しげるの部屋の壁に当たり 部屋は水びたしになった。 しげる「しまった!! ………………練習するんだったら場所も考えてやらないといけないな……。」 ルシウス「じゃあ次は、雷の力 使ってみろよ。」 しげる「OK。」 しげるは、両手で何かを包み込むように集中したが、何も起こらなかった。 しげる「おかしいなぁ? 雷が出て来ないぞ?」 ルシウス「集中力足りないんじゃないか?」 しげるは、ルシウスにそう言われ20分ぐらい同じ格好で集中したが、やはりダメだった……。 しげる「ぷはぁ、はぁ……。 よし、しょうがねぇ。 雷の力は後回しだ!次は土でやるぞ!」 ルシウス「頑張れ!!」 だが、やっぱり結果は雷の時と同じだった。 しげる「…………………まぁ……とりあえず使える能力は、風と火と水だな。」 ルシウス「最初はしょうがないな。 そのうち全部使えるようになるって!」 しげる「そうだな。 じゃあ今日のところはもう帰るか。」 ルシウス「また練習しに来ようぜ!」 そして、2人は家へ帰って行った。
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