謎の2人組

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竜馬が由紀江に、アジトと言って連れてかれた場所は、 なんと、竜馬の家の前だった!! 竜馬「ここ、俺ん家だけど?」 由紀江「えぇ、そうよ。 今は、あなたの家をアジトとして使わせてもらってるの。」 竜馬は、冗談だと思っていたが、由紀江の真剣な顔を見て動揺した。 こいつ本気で言ってるのか? 竜馬「じゃあドア開けてみろよ! 俺はさっきまで家にいたんだぜ?」 由紀江「開ける前に、これを付けてもらいたいの。 はいっ。」 そう行って竜馬が渡されたのは、アイマスクだった。 竜馬「別にいいけど、こんなん付けたからって、俺ん家は俺ん家やん?」 そう言いながらも、竜馬はアイマスクをきちんとはめた。 竜馬「これでいいんだろ?」 由紀江「えぇ。 じゃあ行くわよ。」 竜馬は由紀江に手を引いてもらいながら、由紀江の後に続いた。 ガチャッ! ???「お帰りー。 その子が、由紀江の言ってた新入りなん?」 …はぁ?? 誰の声だ?親父ではないぞ? 由紀江「そうよ。 この子は使えるから、よろしくお願いね!」 ???「ウチの名前は、春子! よろしくな。 アンタ名前何て言うん?」 竜馬「竜馬だけど?」 春子「へぇ~。 とりあえず、アンタムカつくわ!」 ドスッ!! 竜馬はいきなり、腹に一発入れられ、気絶した。 竜馬は薄れる意識の中で考えていた。 とんでもない所に入っちまった。 もしかしたらスパイ作戦は大失敗かも…………
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